感情の表現

今回のゼミでは「古典」を勉強しました!

 

高校ぶりです。本当にお久しぶりです。

 

古典と言われると、高校のときのすごく怖い先生を思い出します…。

「はい!これは!?何の助動詞?!遅い!」

と怒られながら、ものすごいペースの速い授業にしがみつきながら勉強をしていたのを思い出しました。笑

 

そんな古典を大学生になった今、改めて勉強しようということで、どんな内容なんだろう?先生どんな人が来るんだろう?と思いながら待っていました!

 

ゲストとしていらっしゃったのは大阪工業大学の横山先生でした!

とても優しく、わかりやすい解説をしてくださりとても安心しました!

 

では、内容について書いていきたいと思います!

 

まず最初に

みんなにとって古典ってどんなイメージだった?

という問いがありました

 

僕は先程書かせていただいた思い出があり、古典に対してあまりポジティブな考えを持っていませんでした

他の人たちもひたすら単語を覚えていたり、寝ていた人もいたりしていました笑

 

そして次に

私たちが古典を学ぶ理由

として横山先生が例を出してくださいました

その例とは

  • 純粋に楽しいから。好きだから
  • ストーリーの楽しさ。昔の人と繋がる感覚
  • 日本のアイデンティティとして

などでした

しかしこれらはなんとなく古典を学ぶうえで芽生えてくる気持ちかもしれないと感じました。

最後に出てきた例が一番「お、これは初めて聞くぞ」と思いました

それは

現在を逆反射する。近代を相対化できる装置

として学ぶということです

古典の世界に触れることで「あたりまえ」が「あたりまえ」ではないことに気付く。現在僕たちの住む時代の「常識」を古典を学ぶことで疑う。

 

ということを仰っていました

 

これを聞いて僕が真っ先に浮かんだのは、前々回のゼミの内容であった「哲学の鎧を取り除くための問い」です

 

哲学によって得た知識はなかなか取り除くことができない。知った後は、知る前に戻ることが難しい。

 

でもその鎧を取り除く鍵となるのが「問い」です

この問いは「あたりまえ」だと思っていた土台を踏み外したときに生まれるものです

 

ということは、古典の世界に触れることで、その「あたりまえ」を踏み外す、すなわち土台を疑わしく思う。という経験をすることができるんです!

 

古典を学ぶことで哲学の欠点を克服することができるんじゃないか?!って思いました!

 

 

そして次に「徒然草」の序段を読み、不思議だと思うところは?という問いをされました!

僕はこの文自体は高校生のときに読んだことがあったのですが、当時は何気なく読んでいただけだったので、違和感がないことが定着してしまい、今回読んでみてもあまり不思議と思う箇所が見つかりませんでした…。

 

横山先生は、「硯に向かひて」とい箇所に注目されていました!

たしかに紙に向かわず、机に向かわず、硯に向かって何をするんだろう?と言われてやっと気付くことができました

 

この文の意味を調べるための参考として、似ている表現の作品を調べて使い方を知るという方法が挙げられていました

 

資料として様々な作品が取りあげられており、一つの動作でも作者によって色んな解釈があるんだなということを感じました

 

さらにたくさんの作者が有名作品から影響を受けて、自分なりに作品を書いているんだなと思いました

 

そしてこの「影響を受ける」ということは現代に生きる人も関係しているということを学びました

 

米津玄師さんのlemonが「レモン哀歌」を引用しているということが今回の内容では述べられていました!

これは初めて聞いたことなのでとても驚きました!

現在活躍しているアーティストも何かからインスパイアを受けて、それをもとに発信しているんだなと感じました

 

そして僕が今回の古典を学んで最もすごいなぁと感じたことは

古典の世界に生きている人の感情表現の豊かさ

です

これは高校生のときに学んだ作品を振り返ってみたり、今回の資料を読んだりして感じたことです

 

現代に生きる僕たちは、自分の感情をさらけ出す場として電話、SNSという多様なツールが存在します

それは自分に合った場で感情を表現できるという利点はあるけど、逆にツールがありすぎて選べなくなってしまい、感情を内に秘めてしまいがちな人もいます

 

しかし古典の世界に生きる人は、「書く」ということしか感情を表現するツールがないため、それに全ての想いを乗せていたんじゃないかなって思いました

色んな作品を見ていると、こんなロマンチックなこと言うの?!ってぐらいのことを書いていたり、そんな怒ってるの?!って思う表現があったりしました

 

 

今回の古典を学んでいくうちに、昔の人の「書くこと」への価値観を知ることができました!

 

 

また次回も楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

end👋