"独自のビジネスモデル"で他社との差別化を
こんにちは!
今回、僕が企業研究の対象として選んだのは「株式会社ニトリ」です!
ニトリは家具・インテリア用品の企画・販売、新築住宅のコーディネート、海外輸入品・海外開発商品の販売事業を行っており、資本金は10億円となっています
そんなニトリは1967年12月に「似鳥家具店」として創業されたところからスタートしています
ニトリは企業理念を「ロマン」とし、そのロマンを原点に長期的なビジョンを作成し実現を目指しているのです。
ニトリのロマンは
住まいの豊かさを世界の人々に提供する
というものです
このロマンを原点にビジョンを作成しています
まず1973年〜2002年の「第1期30年ビジョン」と称した期間では「100店舗・売上高1000億円」を実現させるために社員の力を結集させ、全力を尽くすことを企業活動の指針としています
そして実際に2003年2月に売上高1000億、12月に100店舗を達成させています!
さらに2003年〜2032年の「第2期30年ビジョン」では「3000店舗・売上高3兆円」を実現させるために現在も企業活動を行っています
ちなみに2020年の業績予想としては、連結売上高6532億円・連結営業利益高1122億円とされています!
このコロナによる影響により自宅内のクオリティの向上を図る人たちが増えたため、よりニトリへの需要が高まっていると思います。
なので今回のコロナによってニトリの業績はとても良い方向に動いていくのではないかと僕は感じました
そんなニトリですが、他にも家具店が存在しているのにも関わらず常にトップを牽引し続けています
その要因はなんなのでしょうか?
僕は調べていくうちに、「物流」にその答えがあると考えました
【新たなビジネスモデル"製造物流小売業"】
「住まいの豊かさ」を実現させるためには、誰もが手を出せる価格帯の設定と、その価格帯以上の品質・機能とを両立させる必要があります。
そこでニトリは、従来の「製造小売業」という事業モデルに物流機能をプラスした製造物流小売業という独自のビジネスモデルを確立させたのです。
まず「製造小売業」とは「SPA」とも呼ばれており、企画から製造、販売までの機能を垂直統合したビジネスモデルのことを言います
このSPAに物流機能をプラスさせ、商品の企画・原材料の調達から製造・物流・販売に至るまでの一連の過程を、中間コストを極力削減しながらグループ全体でプロデュースするのが「製造物流小売業」というビジネスモデルの特徴です。
ニトリは「品質・機能を伴った価格1/2」を実現させるため自社のバイヤーが直接海外の展示会で調査を行ったり、海外メーカーとの交渉を行ったりして世界中から原材料を調達しています。
さらにそこから製造した商品を、全国に広がる店舗へと配送・保管するために物流拠点も独自で保有しています。
これにより迅速な商品配送、商品保管のコスト削減が可能となるのです
そして、人々に売るための広告宣伝も「自前主義」で行っています。
折込チラシやカタログ、テレビCMといったマス広告について自社の商品企画や店舗運営に携わる部署と話し合いを重ね、ニトリが伝えたいメッセージをどうやって表現していくのかを追求していっています
現在までには「お、ねだん以上。」というキャッチコピーでブランドの認知を十分に広げることに成功しました
そして今後は「トータルコーディネート」として認知を高めていくそうです!
以上のことからニトリは自社で独自のビジネスモデルを確立させ、徹底したコスト削減を行うことで他社との差別化を実現させることに成功したのだと思います
さらにコスト削減を行ったとしても、良い意味でその価格帯に見合わない質の良い原材料を調査、調達することで、高いコストパフォーマンスを実現させていることも強みなのではないかと感じました。
今回の企業研究は以上です!
引用
株式会社ニトリ 公式サイト
ニトリホールディングス
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/製造小売業
end👋