差別ってなんだろう

さて、今回のゼミでは前回のゼミの続きとして哲学をしました!

 

ゲストに須長先生を迎え、まずは「哲学」について詳しく教えていただきました!

 

 

 

そもそも「哲学」ってなんだろう?

 

 

哲学とは知識を生産する営みのことを表します

言い換えると「知識の体系」のようなものです

 

そんな哲学が僕たちにどのような影響を及ぼすかについて

  1. 哲学の「鎧」
  2. 「磁力」

の2つを用いて説明していきたいと思います!

 

まず1についてです!

これは哲学によって得た知識、価値観は一度身についてしまうと自らの意識では取り除くことができず、知る前の状態には戻れないということです

 

このことから「鎧」と言われたり「毒」と言われたりしているのです

 

次に2についてです!

これは1で得た知識、価値観から自分にとって都合の良いものだけを知ろうとし、都合の悪いものは知ろうとしなくなるということです!

 

親和性と排他性がそこには存在するということです!

 

知識を知ることはいいことだけれども、一度知ってしまうとそれが正しいと思い込んでしまう。

そしてその道に合うものだけを蓄え、他は排除してしまう。

 

知ることはいいことでもあり、行き過ぎると過ちを犯してしまうことにも繋がりかねないということですね。

 

ではこの「鎧」を取り除くためにはどうしたら良いのか?

 

それが問いを生むことです

 

哲学では、こうだ!という答えよりも、どうして?なぜ?の問いを生む方が大切だということを教えていただきました

 

問いというものは、「当たり前」だと思っていた土台を踏み外したとき、その土台が疑わしくなったときに生まれるものです

逆にこのような経験をしていない人にとってはよく分からず、孤独な問いとなる。

ということも教えていただきました

 

問いを立てることのメリットとしては

  • 問いを立てるスキルの向上
  • 情報を鵜呑みにしない
  • 馴染みのものを「異化」することができる

というものがあります

 

この「問いを立てる」ということが、思考力を支える背骨となり、「鎧」を解体する鍵となるのです。

 

このようにまず哲学について一通り学びました!

 

そして次に学んだのが哲学対話です!

これは哲学を用いて人と対話をするというものです(言葉のまんま説明してますね。)

 

これが答えを出して、それ同士でぶつかり合うと「議論」になってしまうし

答えを出さず、ただ楽しく話してしまうと「会話」になってしまいます

ここでも大切なのが問いを出すことです

しかし、答えを出さないことが正しいというわけでもないようです。

 

難しいですね…。

 

丁寧にゆっくり話し、相手の話すこともよく聞き、その中から答えを共に探していくということが大切!ということを学びました

 

ここまでが哲学対話について学んだことです!

 

そして実際に哲学対話をやってみよう!ということで、グループ分けしてやってみました

 

テーマは

  1. なぜわれわれは「あなたは差別している」と言われたくないのか?
  2. 差別をしたくない場合、どうすればいいか?あるいはそもそも、差別はしてしまっても仕方ないものなのか?(だとしたら、なぜ世の中ではかくも「差別はいけない」と言われているのか)

です!

 

同じグループには林くん、奥薗さんがいました!

 

2についてはあまりこれ!といった答えを出すことはできませんでしたが

1については

  • 差別は「いけないこと」と小さい頃から教え込まれてきたから
  • 差別をしてしまった場合、社会的に排除されるから。それを恐れているから

という答えを導き出すことができました!

 

僕個人の意見もこれと同じようなものです

「あなた差別してるね」と言われて、嬉しい人なんていないと思います。これも小さい頃から教え込まれた「いいこと」「いけないこと」に関係していると思います

 

差別をするのは「いけないこと」。

その「いけないこと」をしてしまうと、「いいこと」をしてきた周りの人から冷たい目で見られる。

 

このことから僕たちは差別をしていると言われたくないのかなって思いました!

 

そして2については、僕個人の意見をここに書かせていただこうと思います!

 

資料を読んで自らの知識として出した答えとしては

 

差別はなくならないし、差別をしてしまっても仕方ない。

 

ということです

 

そもそも世の中で一般的に行われている差別とは資料では「汚れ」とされており、これは僕も絶対にしてはいけないと思っています

しかし、自分の集団を守るため、より高みを目指すための差別というものも存在するのであり、これを排除してしまうと、生きていくうえでの目標であったり、価値を見出すことができなくなるんじゃないかと思いました。

だからこの差別に対して過剰に反応するのではなく、冷静に判断し対応することが必要なのだと考えました。

 

きっと資料を読む前の僕であったら、ただ「差別はしちゃいけない」「差別のない世界が一番良い」と考えていたと思います

 

でも今回の資料を読んだからこそ、このような考えを持つことができたし、何がいけないのかを判断することができました

 

これが答えになっているのかどうかは僕にはよく分かりませんが、今回学んだことから導き出すことができた自分の考えを大切にしていきたいなと思います

 

 

 

次回も哲学対話が行われると思うので、より良い対話となるように積極的に取り組んでいきたいと思います!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

end👋